2008年09月30日

源内ゆかり?の花、59年ぶり咲く 東京・自然教育園

TKY200809300072.jpgトラノオスズカケ=東京都港区の国立科学博物館付属自然教育園で、同園提供

 江戸時代の発明家で本草学者でもあった平賀源内が、現在の国立科学博物館付属自然教育園(東京都港区)に植えたとされる、希少な植物トラノオスズカケが59年ぶりに紫色の花を咲かせた。

 自然教育園は高松藩主の下屋敷だった。植物学者の牧野富太郎は1933年、「植物研究雑誌」に「平賀源内が、当時かれが郷国の讃岐から珍品としてこれを持ち来たったか、あるいは取り寄せたかした」と書いている。

 トラノオスズカケは四国や九州に自生するが、最近はめっきり減り、鹿児島県や愛媛県などで絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。自然教育園では1949年に採取した標本があるが、以後は記録がなく、全滅したと思われていた。昨秋に6株が見つかり、うち1株が今月花を咲かせた。

 萩原信介研究主幹(植物生態学)は「土の中で眠っていた種子が目覚めたのではないか」と話している。花芽が三つ出ており、10月初旬まで見られそうだ。

2008年9月30日14時2分 asahi.com
posted by obaco at 14:02| いきもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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