2006年07月10日

W杯決勝 ジダン退場ですべてが切れた… フランス

20060710-00000006-maip-spo-view-000.jpg イタリアに敗れ、がっくりする(右から)ドメネク監督、アンリ、トレセゲ=ドイツ・ベルリンの五輪競技場で9日、竹内幹写す

 イタリアの表彰式が始まるとフランスは早々にロッカールームへと引き上げていった。昨年のW杯欧州予選、1次リーグG組での苦戦から立ち直って2度目の栄冠を目指した元王者の挑戦は、あと一歩、及ばなかった無念さだけが残った。

 試合の流れはフランスにあった。持ち前の堅い守りでイタリアの攻撃力を封じた。サニョルとアビダルの両サイドバックは、相手の突破にふたをして、ビエラとマケレレの守備的MFもトッティを無力化した。イタリアが後半10分に、一気に交代カードを2枚切って攻勢に出てきても、鉄壁の守りは揺らぐことなく、120分間でイタリアにシュート5本しか打たせなかった。

 辛抱の展開だったフランスが勝負に出たのは延長前半10分だ。FWにトレゼゲを投入して、孤立していたアンリのサポート役にした。その3分後、右からサニョルの上げたクロスにジダンが飛び込んでヘディングシュート。GKブフォンに阻まれたが、この試合で最大の見せ場となった。守り重視の布陣から攻めを厚くしたさい配で勝利に向けた流れを呼び込んだが、ジダンの退場ですべてが切れてしまった。ドメネク監督は「非常にがっかりした。計画通りに進んでいたのだが」と失望を隠せなかった。

 ただ、守りが持ち味の両者の戦いぶりは、自らの長所をぶつけ合うより、相手の長所を消し合う展開となった。いずれの得点もセットプレー。フランスも勝ちきれなかったが、イタリアもそうだった。運も左右するPK戦での決着は、フランスの無念を増幅させるものだった。【小坂大】

(毎日新聞) - 7月10日17時8分更新
posted by obaco at 17:08| WC2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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