2006年07月11日

ジダン 仏人権団体が「汚いテロリスト」発言調査求める

20060711-00000013-maip-spo-view-000.jpg W杯決勝前半39分、イタリア・マテラッツィ(左)にドリブルを阻まれるフランス・ジダン=五輪スタジアムで9日、森田剛史写す

 【パリ福井聡】サッカー・ワールドカップ(W杯)決勝でフランスのジダン選手がイタリアのマルコ・マテラッツィ選手に頭突きを見舞い退場処分となったことについて、フランスの人権団体「SOS人種差別」は10日、「複数の信頼できるW杯筋の情報」として、「マテラッツィ選手がジダン選手を『汚いテロリスト』と呼んだ」とし、国際サッカー連盟(FIFA)に調査と適切な処置をとるよう要求した。FIFA報道官は「懲戒処分に関することで、現時点では声明は出せない」としている。

 一方、マテラッツィ選手は伊ANSA通信に「私は彼を『テロリスト』などと呼んだことはない。そんな言葉はまったく知らない。事実はテレビ映像で流れた通りだ」と強く否定した上で、ジダン選手が一方的に頭突きをしてきたと主張した。

 ジダン選手の代理人、アラン・ミグリアッチョ氏は英BBC放送に「彼は私に『イタリア選手が彼にとって非常に深刻な言葉を投げつけた』とのみ述べたが、中身については語ろうとしなかった」と話した。

 また、11日付けの英紙タイムズは、読唇術の専門家の話を紹介し、マテラッツィ選手がジダン選手にイタリア語で、「テロ売春婦の息子。くたばれ」と言ったとした。ジダン選手はイタリアのチームに所属していたこともあり、イタリア語を理解するという。

 ジダン選手の両親はアルジェリアからの移民で、「テロリスト」はイスラム過激派とイスラム教徒である彼を結びつけるもの。サッカー界では人種差別的暴言がしばしば問題となっており、今大会でも、出場選手や大会運営者側が人種差別反対のメッセージを繰り返し発してきた。

2006年7月11日(火) 17時8分 毎日新聞
posted by obaco at 17:08| WC2006 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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