2006年12月06日

十返舎一九の手紙発見、「膝栗毛」取材でネタ仕込む

im20061205SSXKC04810512200613.jpg 十返舎一九が知人にあてた手紙が見つかる。上は奈良大学蔵本の「東海道中膝栗毛」=5日、奈良市〔共同〕

 弥次喜多の珍道中を描いた「東海道中膝栗毛」の作者で江戸時代の戯作者、十返舎一九(1765―1831)が知人にあてた手紙が見つかったと、永井一彰奈良大教授(近世国文学)が5日、発表した。一九の手紙が確認されたのは初めてではないかという。

 物語の中で、焼いた石の上でこんにゃくの水気を飛ばす料理を知らない弥次喜多が、石を食べるものと思い込んだ失敗談は、取材旅行で仕入れた“ネタ”だったことが手紙の記述で判明。創作の舞台裏を知る上で貴重な資料となりそうだ。

 手紙は1806年正月、名古屋の文人神谷剛甫らにあてた年賀状で、縦14.5センチ、横65センチの和紙。筆跡や膝栗毛の内容と照らし自筆と判断した。一九は前年に伊勢に旅行しており、途中で名古屋に立ち寄って神谷らから、もてなしを受けたことがうかがえる。〔共同〕

NIKKEI NET 2006/12/06 (00:04)
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