2006年12月20日

兵庫・六甲山中で遭難、「奇跡の生還」脳冬眠が決め手

20061219-04914215-jijp-soci-view-001.jpg 神戸市灘区の六甲山で10月、がけから転落して重傷を負い、24日後に救出された兵庫県西宮市職員の打越三敬さんが記者会見し、「山というのは怖い」と振り返った(19日、神戸市の市立中央市民病院)(時事通信社)

 神戸市灘区の六甲山中で10月、行方不明になった兵庫県西宮市職員、打越三敬(みつたか)さん(35)が24日後に発見、保護され、19日、神戸市内の病院を退院した。

 遭難数日後に意識を失い、体温が22度まで低下して脳が冬眠するような状態となり、脳組織が壊されなかったことが、幸いしたという。担当医らは「まさに奇跡の生還」と驚いている。打越さんは20日、職場復帰した。

 打越さんは10月7日、同僚らと山頂でバーベキューをした後、六甲ケーブル「六甲山上駅」で同僚らと別れ、歩いて下山したまま行方不明に。同31日、山中で倒れているところを、環境調査中の男性に発見された。

 病院で記者会見した打越さんによると、下山中にがけから足を踏み外し、約10メートル滑落して骨盤を骨折した。遭難3日目ごろに意識が遠のいたという。打越さんは「助けてくださった方々に感謝しています」と語った。

(2006年12月20日12時45分 読売新聞)

六甲山遭難:男性24日ぶり救助 焼き肉たれで飢えしのぎ


 神戸市の六甲山中で10月に行方不明になり、24日ぶりに救助された兵庫県西宮市職員、打越三敬(みつたか)さん(35)が上司に「焼き肉のたれを口にしながら、ペットボトルの水などを飲んで飢えをしのいだ」などと生還までの状況を説明した。発見時は意識もうろうの状態で、現在も入院中だが、順調に回復しているという。

 打越さんは10月7日、同僚らと六甲山へバーベキューに出かけた。下山の際、1人だけケーブルカーに乗らず、「歩いて帰る」と言って同僚と別れた後、消息を絶った。同31日に六甲ケーブル山上駅の北東約500メートルの山中で登山者に発見された。

 面会した上司によると、打越さんは下山道の入り口を探している途中に迷い、沢に転落。骨盤を骨折し、動けなくなったため、その場でずっと救助を待っていた。バーベキューで使った市販の焼き肉のたれが半分ほど残っており、少しずつなめて生き延びた。携帯電話は水にぬれて使えなかった。打越さんは「多くの方にご迷惑をかけて申し訳ない。なるべく早く仕事に復帰したい」などと話したという。【生野由佳】

12月12日10時47分配信 毎日新聞



3週間行方不明、男性を保護 やせ細り危篤状態 六甲山中


00154362.jpg 三十一日午前九時四十分ごろ、神戸市灘区六甲山町の六甲山中で、意識がもうろうとしている男性がいるのを、通行人が発見、110番した。灘署によると、男性が持っていた運転免許証などから、今月七日に六甲山から徒歩で下山中、行方不明になっていた西宮市の男性職員(35)と分かり、家族も本人と確認した。

 灘署などによると、男性は、発見当時、目立った外傷はなかったが、言葉をしゃべれないほど衰弱していた。神戸市消防局のヘリコプターでつり上げ、神戸市立中央市民病院に搬送。危篤状態で意識はないが、回復の兆しもあるという。

 行方不明直前まで一緒にいて、確認に出向いた男性の同僚は、「やせ細っているが、服装も当時と同じ」と話したという。男性は、ウインドブレーカーに、ジーンズ姿で、サンダルを履き、リュックサックを背負っていた。

 男性は七日、同僚らと十五人で六甲山カンツリーハウスに出掛け、バーベキューをした。同僚らは午後三時ごろに六甲ケーブル山上駅からケーブルカーで下山したが、男性は「(ケーブルカーの)切符を落としたようなので歩く」と同駅で同僚らと別れた後、連絡が途絶えていたという。

 倒れていた場所は、同駅から直線で北東約五百メートルにある神戸市灘区六甲山町の砂防ダムの堤防。

 男性は一人暮らしで、西宮市の市民税グループに勤務していた。出勤しないのを心配した同僚が十日、家族を通じて捜索願を出した。延べ約四百人の西宮市職員らが二十九日まで、同駅周辺などを中心に捜索。登山客の利用が多い阪急六甲駅などで、顔写真入りのビラを配るなどして、情報の提供を呼び掛けていた。灘署も登山道などを捜索していた。

 三十一日午前十一時前、男性の父親から同市に連絡が入り、職員二人が、搬送先の神戸市立中央市民病院に向かった。

神戸新聞ニュース 2006/10/31
posted by obaco at 12:45| 珍ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする