2007年01月24日

高級和紙の原料、コウゾの川さらし盛ん 兵庫・多可町

OSK200701230077.jpg 川さらしで、職人たちは束ねたコウゾの皮を川面にたたきつけ、くずやあくを落とす作業に追われていた=兵庫県多可町加美区の杉原川で

 新年の宮中の歌会始でも使われている高級和紙「杉原紙」の産地、兵庫県多可町(たかちょう)加美区の杉原川で、原料のコウゾの木の皮を冷水にさらして白くする「川さらし」が盛んだ。良質な手すき和紙に仕上げるため、くずやあくを取り除く伝統的な工程で、3月ごろまで続く。

 多可町立の「杉原紙研究所」の所員らが長靴を履いて川に入り、束ねたコウゾの皮を両手に持って川面にたたきつけている。杉原紙は平安時代には生産が始まり、貴族や武家に重用された。大正期に途絶えたが、1970年に復活された。

2007年01月24日06時02分 asahi.com

「コウゾ」寒風に揺れる 福知山で和紙原料、天日干し

P2007011900055.jpg コウゾの表皮の束を稲木に架ける田中さん夫妻。冬の風物詩として知られる(福知山市大江町二俣・田中製紙工業所)

 手すき和紙の伝統を受け継ぐ京都府福知山市大江町二俣の田中製紙工業所でいま、丹後和紙の原料のコウゾの天日干しがピークを迎え、稲木に架かる樹皮の束が風に揺れている。

 5代目の田中敏弘さん(45)ら一家4人が、12月上旬から刈り始めた。直径3センチほどの枝を長さ1メートルにそろえて蒸し、表皮を束ね、晴れた日に乾かす。

 今年1年間で使う地元産の5トンすべてを冬場に乾燥させるため、4人は天気をみて、高さ5メートル、長さ10メートルの稲木2組に、4段ずつ架ける作業に追われている。田中さんは「今年は湿度が高い。空気がもっとカラッとしてほしいですね」と話す。天日干しは2月上旬まで続く。

Kyoto Shimbun 2007年1月19日(金)

【参考】・杉原紙研究所
    ・コウゾ(楮)クワ科
    ・コウゾの和紙
    ・杉原紙
posted by obaco at 06:02| ちょっとビックリ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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