2007年01月31日

ストーンヘンジ建立者の村か=付近の大規模住居群発掘−英

20070131-04993076-jijp-int-view-001.jpg ストーンヘンジを建立した共同体の集落とみられる遺構。巨大環状列石ストーンヘンジの周囲の発掘に当たっていた英考古学チームは付近に大規模な住居群を発見した(米ナショナル・ジオグラフィック協会が30日公開)(AFP=時事)

 【ワシントン30日時事】米ナショナル・ジオグラフィック協会が30日明らかにしたところによると、謎に包まれている英南東部の巨大環状列石ストーンヘンジの周囲の発掘に当たっていた英考古学チームは、付近に大規模な住居群を発見した。調査チームの団長である英シェフィールド大学の考古学者マイク・ピアソン氏らは、年代測定の結果などから、ストーンヘンジを建立した共同体の集落とみていることを明らかにした。 

1月31日10時0分配信 時事通信

ストーンヘンジ:4600年前の木造家屋跡発見 英国

20070131-04993078-jijp-int-view-001.jpg 英国の巨石遺跡ストーンヘンジの周囲の発掘に当たっていた英考古学チームは、付近に大規模な住居群を発見した。ストーンヘンジを建立した共同体の集落とみられる(米ナショナル・ジオグラフィック協会が30日公開)(AFP=時事)

 【ワシントン和田浩明】英国南部の先史時代の環状巨石遺跡「ストーンヘンジ」近くで、約4600年前の木造建築物8棟の土台が発掘されたと全米地理学協会が30日、発表した。考古学者らはストーンヘンジの建設者の住居や儀式用施設と推測している。他に25棟前後が建てられていたと推測され、小規模な集落があったようだ。

 発掘チームのリーダーであるマイク・パーカー・ピアソン英シェフィールド大教授(考古学)は、今回発見された集落とストーンヘンジが「複合的な宗教施設を形成していた」と述べ、ストーンヘンジは従来考えられていたより大規模で重要な場所だったと指摘した。

 木造家屋跡はストーンヘンジから北東に約2.8キロ離れたダリントン・ウォールズで06年9月に発見された。放射性炭素年代測定で紀元前2600〜2500年ごろのものと判定された。

 8棟のうち6棟は約23平方メートルの正方形で、粘土の床に暖炉が配置され、壁際にはベッドや収納用家具らしきものも置かれていた。床からは動物の骨や土器の破片、矢じりや石器なども多数見つかった。

 残りの2棟は離れた場所で木さくと堀に囲まれていた。他の住居跡で見つかった生活ごみなどは見当たらなかった。集落の長(おさ)か司祭の、住居か儀式用施設だった可能性があるという。

 この集落は近くを流れるエイボン川につながる石畳の道沿いに建設されており、木造の環状構造物跡も見つかっている。この川にはストーンヘンジからも道が通じている。ピアソン教授は両者の構造に対称性があると指摘し、「石造のストーンヘンジは死者に、木造のダリントンは生者にささげられた施設だったのでは」と推測している。

 ダリントンの集落付近から発見された人骨(約4300年前)を調べたところ、ヨーロッパ・アルプス付近の住民だった可能性があるといい、この地域に英国南部一帯だけでなく欧州各地から人々が訪れたとみられる。

 ストーンヘンジは「天文台」「太陽の祭祀(さいし)場」など諸説がある世界遺産(86年指定)で、高さ7メートルの組み石5組を中心に、高さ4〜5メートルの立て石約30個が直径約100メートルの円形に並ぶ。約4500〜4600年前ごろから巨石の建立が始まり2000年間にわたって建設されたとみられる。

毎日新聞 2007年1月31日 11時40分
posted by obaco at 11:40| 特ダネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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